■有酸素運動とは
有酸素運動は、持久的に体を動かす運動で酸素が必要です。
弱めの負荷が筋肉に持続的にかかり続ける事で、エネルギー源として体内に蓄えられている体脂肪が燃えます。
その燃焼材料として酸素が必要になります。
そして運動を20分以上続ける事で、より脂肪燃焼が起こりやすいと言われています。
例を挙げると、ランニング、エアロビクス、水泳などがあります。
■無酸素運動とは
強い負荷をかける運動で、長時間は続けられません。瞬間的に強い力が必要で、筋肉に貯めているグリコーゲン(糖質)が消費されます。
その時に酸素を必要としない為、無酸素運動と呼ばれます。
例を挙げると、筋トレ全般、短距離走などがあります。
■ダイエットには有酸素?無酸素?
20分以上続ける事で体内の脂肪を燃やす有酸素運動。ダイエットには最適と言われています。
しかし、ダイエットは有酸素運動だけでいいとも限りません。
無酸素運動は筋肉量を増やす事で基礎代謝量がアップし、太りにくい体を作ります。
逆に無酸素運動だけでは筋肉増量はできても、なかなか体重が減らない、脂肪も減らず痩せたいという希望を達成しにくい事があります。
■筋トレだから無酸素でもない?
腕立て伏せやスクワット、よく知られている筋トレの種目です。当然無酸素運動と思われていますが、必ずしもそうにはならない事もあります。
筋力がアップすると、通常の腕立て伏せが楽々に行えてしまいます。
50回でも100回でも続けられるのでは無酸素とは言えず、有酸素運動になってしまいます。
スクワットはしっかりとしゃがむフルスクワットではなく中腰で止める事で、負荷を弱くする事ができます。
その為長時間続けられ、有酸素運動になる事もあります。
筋肉を大きくしたい人はウエイト(重り)を利用し、負荷を強くしてトレーニングをします。
■結論・どちらもバランスよくするのがいい
女性であれば、あまり筋肉をつけたくないかもしれません。
でも体を引き締めるには、やはりある程度筋力は必要です。
ポッコリお腹も筋力が足りないのが原因かもしれません。
ぶらぶらする二の腕も、垂れ下がったおしりも筋トレで引き締める事ができます。
筋肉がつくことで基礎代謝がアップし、太りにくい体も手に入れる事ができるのです。
適度に筋トレを摂りいれつつ、有酸素運動をするのがベストと言えるでしょう。